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法人向けソーラーカーポートにデメリットはある?
メリットや注意点とともに解説!

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駐車場を有効活用する方法として「ソーラーカーポート」が注目されています。社員用駐車場はもちろん、お客様用駐車場への導入を検討している方も多いのではないでしょうか。

この記事では法人としてソーラーカーポートを導入する際のメリット・デメリットを解説します。導入に失敗しないためのポイントも紹介するので、ぜひご参考になさってください。

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【目次】

 

ソーラーカーポートが普及する背景

 
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ソーラーカーポートは、その名のとおり「カーポート」に「太陽光パネル」を搭載して発電することを指します。法人向けの太陽光パネルは工場やオフィスの屋根に設置するケースが多いですが、屋根の形状や耐荷重によっては設置できないこともあります。

ソーラーカーポートであれば、太陽光発電を載せることを前提とした設計をするため、カーポートを設置できるだけの広さが確保できれば、ほとんどすべての企業で導入を検討することができます。

なお、ソーラーカーポートが普及している背景としては、次のような点が挙げられます。

  • 脱炭素化・カーボンニュートラルに向けた取り組み
  • 環境経営の実践
  • 補助金の創設
 

脱炭素化・カーボンニュートラルに向けた取り組み

日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」の達成を目標に掲げており、その達成のために脱炭素化を進める企業も少なくありません。太陽光発電は温室効果ガスを出さない再生可能エネルギーであるため、環境負荷を意識する企業が積極的に導入しています。

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環境経営の実践

そして太陽光発電を企業活動に活かすことは、環境経営(地球環境に配慮した経営)の実践にもつながります。社会的責任を果たし、企業イメージを向上させることを目的に、太陽光発電を導入する企業も増加しています。

環境経営とは?環境経営の概要やメリット・注意点を解説!

 

補助金の創設

太陽光発電の導入には、少なからずコストがかかります。太陽光発電導入に使える補助金は多々ありますが、実は「太陽光発電の設置のみ」に使える補助金は多くありません。しかしソーラーカーポートであれば、太陽光発電のみを設置する場合にも活用できる補助金が用意されているのです。他の補助金と異なり対象となる企業が多いことも、ソーラーカーポートが注目されている理由の一つといえるでしょう。

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法人向けソーラーカーポートは2種類

 
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    一口にソーラーカーポートといっても、次の2種類が存在しています。
  • 一体型ソーラーカーポート
  • 搭載型ソーラーカーポート

  • それぞれ特徴が異なるため、導入検討にあたって違いを知っておきましょう。

 

一体型ソーラーカーポート

カーポートの屋根自体が太陽光パネルになっているものを「一体型ソーラーカーポート」といいます。

 

搭載型ソーラーカーポート

カーポートの屋根に太陽光パネルを載せるのが「搭載型ソーラーカーポート」です。 また、強度などの条件を満たしていれば、既にカーポートがある場合にも導入できます。

 

法人向けソーラーカーポートのデメリット

 
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    法人向けソーラーカーポートの導入にあたって、後述でメリットを紹介しますが、まずは考慮すべきデメリットを5つ紹介します。
  • 初期費用がかかる
  • メンテナンス費用がかかる
  • 建築基準法が適用されるため導入ハードルが高い
  • 固定資産税の課税対象になる
  • 車両駐車時の障害となりうる

  • それぞれ、対策と合わせて解説するのでご参考になさってください。
 

初期費用がかかる

ソーラーカーポートは「カーポート」と「太陽光パネル」それぞれの費用がかかります。法人向けともなれば数十台〜数百台分の駐車スペースに設置するための初期費用が必要です。この初期費用をネックに感じている方もいるかもしれません。

しかし補助金を活用すれば自己負担を抑えて導入することも可能ですし、PPAを利用すれば初期費用0円での設置することも可能です。

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メンテナンス費用がかかる

 
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ソーラーカーポートも一般的な太陽光発電設備と同じく、定期的なメンテナンスが必要です。そのためメンテナンス費用がかかることも、デメリットの一つといえるでしょう。費用対効果を考える際は、あらかじめメンテナンス費用も考慮することをおすすめします。

なお、PPAモデルを利用すれば、メンテナンス費用は毎月のサービス利用料に含まれており、基本的に不要です。

 

建築基準法が適用されるため導入ハードルが高い

ソーラーカーポートは建築基準法上の「建築物」に該当します。このため設置にあたって「建築確認申請」が必要です。申請にまつわる業務やコストが少なからず負担となることを懸念している方も多いかもしれません。

しかし近年法改正が進み、ソーラーカーポートは導入しやすくなっています。まず、カーポートに使用されることが多い「アルミニウム合金造」の小規模な建築物は、建築確認審査時の構造基準についての審査省略制度の対象に追加されました。

また、低コストで建築できる杭基礎工法(杭と基礎が一体化した工法)も、建築基準法上の「基礎」に該当すると明記されたこともポイントです。構造計算によって構造耐力上安全であることが確認できる場合は、建築基準法に適合すると明確化されたため、今まで以上にソーラーカーポートは導入しやすくなっているのです。

参考:環境省|駐車場を活用したソーラーカーポートの導入について(7.01MB)

 

固定資産税の課税対象になる

法人として設置するソーラーカーポートは、税務上「露天式立体駐車場」として、固定資産税の課税対象(償却資産)となる可能性が高いです(固定資産税は地方税であるため、判断は自治体ごと異なります) 。

個別具体的な税額は、顧問税理士に確認する必要がありますが、毎月の固定資産税負担および、貸借対照表の固定資産に計上される設備であることは覚えておきましょう。

 

車両駐車時の障害となりうる

ソーラーカーポートの支柱が、車両駐車時の障害となりうる可能性も考慮しておきましょう。あまりにも駐車スペースを狭くしてしまうと、カーポートにとっても車両にとってもリスクがあります。駐車場でのトラブルを防ぐためにも、余裕をもった設計にすることをおすすめします。

 

法人向けソーラーカーポートのメリット

 
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法人向けソーラーカーポートにはいくつかデメリットがあることをお伝えしましたが、デメリット以上に、メリットが多いことも事実です。

  • 電気代削減ができる場合がある
  • CO₂排出量の削減が期待できる
  • PPAを利用すれば初期費用0円で導入できる
  • 環境経営の実践によりESG投資の対象となりうる
  • 蓄電池との併設で停電時の非常用電源となりうる(BCP対策)
  • EV充電設備との連携もできる
  • 利用者の快適性が向上する
  • 導入に補助金を活用できる

それぞれのメリットについて詳しく解説するので、ソーラーカーポートの導入をぜひご検討ください。

 

電気代削減ができる場合がある

ソーラーカーポートで発電した電気を自家消費すれば、電力会社からの電気購入量を削減できます。電気代削減効果については、太陽光発電の設置容量に伴う発電量や消費電力量に左右されますので、事前にシミュレーションすることをおすすめします。

 

CO₂排出量の削減が期待できる

環境への意識の高まりから、それぞれの企業ごとにCO₂削減目標を掲げていることもあるでしょう。ソーラーカーポートで発電した再生可能エネルギーを活用することで、事業活動に伴うCO₂排出量の削減効果も期待できます。

 

PPAを利用すれば初期費用0円で導入できる

ソーラーカーポートの設置にも、初期費用がかからないPPAモデルに利用できます。 PPAであれば施工や機器などの初期費用とメンテナンス費用の負担がなく、毎月の電気使用量に応じたサービス料を支払うのみであるため、融資や多額のキャッシュアウトを伴わずソーラーカーポートを設置できることがポイントです。

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環境経営の実践によりESG投資の対象となりうる

 
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記事冒頭で、ソーラーカーポートの導入は環境経営の一環であると紹介しました。環境経営に取り組んでいることをアピールすれば、ESG投資の対象となりうることもメリットです。

ESG投資とは財務情報のみならず、ESG(環境|Environment)・社会|Social・ガバナンス|Governance)に対する企業姿勢も加味する投資手法です。ESG投資の市場規模は増加しており、ビジネスチャンスが広がる効果も期待できるでしょう。

ESG投資とは?企業がESG投資を意識した経営をするメリットをご紹介!

また、国際イニシアティブ「RE100」への活用も可能です。RE100とは、企業が自らの事業の使用電力を100%再エネで賄うことを目指す国際的なイニシアティブのことで、日本や世界中の企業も参加しています。

参考:環境省|環境省RE100の取組

 

蓄電池との併設で停電時の非常用電源となりうる(BCP対策)

自社敷地内の駐車場に太陽光発電を導入することは、停電時・災害時の非常用電源を確保することにもつながります。たとえ電力会社からの供給がストップしてしまっても、ソーラーカーポートで発電した電力は事業に使用できます。 蓄電池を組み合わせれば荒天時や夜間の電力も確保できるため、BCP対策としてもおすすめです。

●BCPとは事業継続計画の意味で、地震など有事の際に、どのように事業を継続させるかの計画や対応策を指しています。

 

EV充電設備との連携もできる

 
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ソーラーカーポートはEV充電設備と連携することも可能です。電気自動車は環境に配慮した乗り物としても注目されています。顧客・従業員向けのEV充電インフラがソーラーカーポートを活用して設置したとなれば、企業のイメージの向上が期待できます。

 

利用者の快適性が向上する

カーポートそのもののメリットとして、駐車場の利便性が向上することも挙げられます。天気が悪い日でも車が汚れませんし、日差しを遮ることで車両内の温度が上昇することも防げます。
駐車場利用者の満足度を向上させつつ、再生可能エネルギーも生み出せることは、ソーラーカーポートならではのメリットです。

 

導入に補助金を活用できる

 
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自己投資し、ソーラーカーポートを導入する場合には補助金も活用できます。「⺠間企業等による再エネ主⼒化・レジリエンス強化促進事業」の「新たな手法による再エネ導入・価格低減促進事業」として、ソーラーカーポート設置費用の1/3を補助してもらえます。

補助対象
太陽光発電一体型カーポート、太陽光発電搭載型カーポート、太陽光発電設備の受変電設備、定置用蓄電池など
補助率
1/3(上限:1億円)
各種条件
発電量の50%以上を導入場所敷地内で自家消費すること
導入費用が最大定格出力ごとの基準額を下回ること
など
公募期間
一次公募:令和6年4月23日(火)~令和6年5月21日(火)正午まで(必着)
二次公募:令和6年6月18日(火)~令和6年7月16日(火)正午まで(必着)

参考: (一社)環境技術普及促進協会|令和5年度(補正予算)及び令和6年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 ソーラーカーポート事業|公募要領(1.76MB)
    (一社)環境技術普及促進協会|再生可能エネルギー事業者支援事業費(ソーラーカーポート) | 公募情報

 

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法人向けソーラーカーポートで失敗しないための注意点

 
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    ここまで紹介したように、法人向けソーラーカーポートには多くのメリットがあることから、本格的に導入を進めたい方も多いでしょう。ソーラーカーポートの導入で失敗しないためには、次のポイントに注意してください。
  • 補助金を利用する場合は早めに準備する
  • ソーラーカーポートの形状に配慮する
  • 長寿命な太陽光パネルを導入する
    それぞれ詳しく解説します。

 

補助金を利用する場合は早めに準備する

ソーラーカーポートに使える補助金を活用するためには、公募期間内に申し込まなければなりません。先述した補助事業の令和6年度の一次公募は令和6年5月21日(火)に終了しており、二次公募は「令和6年6月18日(火)~令和6年7月16日(火)正午まで」となっています。 申請スケジュールはタイトであるため、補助金を使いたい方はソーラーカーポートの設置事業者とすぐに相談し、早めに準備を進めておきましょう。

 

ソーラーカーポートの形状に配慮する

ソーラーカーポートのメリットを最大限に発揮するためには、その形状にも配慮しなければなりません。形状が優れたカーポートであれば、それだけ駐車場利用者も過ごしやすく、さらに発電量を増やす効果も期待できます。 京セラのソーラーカーポート 「Roofill(ルーフィル)」 は独自の屋根構造で、同じ駐車面積であっても発電量を最大33%増加させることができるのが特長です。屋根全面に太陽光パネルを搭載できる「一体型ソーラーカーポート」としての利点を最大限活かし、駐車場の通路上まで太陽光パネルで覆う大型屋根構造を実現しています。

  • 一般製品比 最大33%増加。駐車場形状によりアップ率は異なります。
 
ソーラーカーポートの一般品と「Roofill(ルーフィル)」
 

大型屋根構造でありながら、駐車時の動線確保・ドア開閉時の接触回避など、駐車性にも配慮した柱設計になっています。

 

長寿命な太陽光パネルを導入する

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太陽光パネルは経年劣化によって、発電量が年々低下してしまいます。そのため費用対効果を最大限に高めるためには、長寿命な太陽光パネルを導入しなければなりません。

京セラの太陽光パネルには独自の封止材が採用されており、パネルの劣化率が抑制されていることから、長期にわたって発電効率を維持できることが特長です。

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太陽光パネルの寿命予測技術を開発

 

法人向けソーラーカーポートの導入を検討!

ソーラーカーポートには初期費用やランニングコストがかかるなどのデメリットは存在するものの、駐車場の利便性を高めつつ再生可能エネルギーを活用できるという大きなメリットがあります。法人としてソーラーカーポートを設置することは非常用電源を確保することにもつながります。

京セラのソーラーカーポート 「Roofill(ルーフィル)」 は発電量が多いことはもちろん、8台・6台・4台用のカーポートユニットを組み合わせることで、駐車場の形状に合わせて発電量が最大となるような設置プランを提案できます。ソーラーカーポートの導入を検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

また、 京セラの産業用電力サービス事業(PPA) を活用すれば、初期費用やメンテナンスにかかるランニングコストを抑えてソーラーカーポートの導入を検討することも可能です。 ソーラーカーポートを検討中の場合は、ぜひ京セラにお問い合わせください。

 

お問い合わせはこちら

 

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