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太陽光発電・蓄電池

マルチ入力型ハイブリッド蓄電システム
Enerezza Plus(エネレッツァ プラス)

停電時にも心強いマルチ入力型パワーコンディショナ

Enerezza Plusのパワーコンディショナの特長は、さまざまな外部電源の電力を宅内に供給できることです。時間帯や天候によって太陽電池モジュールが発電できない場合や、蓄電池残量がなくなってしまった場合も、電気を使うことができます。さらに停電時は燃料電池からも蓄電できるため、心強い備えとなります。

 

外部電源や燃料電池との連携により、停電時にも電気が使えて安心

 一般的な蓄電池の場合 

夜間や悪天候では、太陽電池モジュールは発電できないため、蓄電池の充電残量がなくなると電気が使えなくなることがあります。

 Enerezza® Plusの場合 

太陽電池モジュール・蓄電池に加え、車載コンセントやポータブル蓄電池、発電機など、さまざまな外部電源とつなげることができ、停電時でもパワフルな電力供給を実現します。さらに、外部電源や燃料電池から蓄電池へ充電することも可能です。もし夜間や悪天候など、太陽電池モジュールで十分に発電ができない状況が続いても、電気を使うことができます。

 

停電時、車載コンセント※1からの給電が可能

 

オプションのEXボックスとEXケーブルを使えば、停電時に車載コンセント※1から電気を取り出して使えます。EVでなくても、車載コンセント※1が付いていれば、停電時に電力源として宅内で使用することができます。

  • ※1200W~1,500WのAC100Vコンセントを備えた車が対象です。電力変換等により単体での使用時と比べて効率は落ちます。

 

停電時には燃料電池を最大出力まで稼働させることが可能

 一般的な蓄電池の場合 

停電時専用のコンセントがあれば、燃料電池を使うことはできますが、一般的には実際に消費する分だけしか発電できず、また一度電源が落ちてしまうと再起動できません。

 Enerezza® Plusの場合    京セラ特許技術 

京セラの独自技術により、余った電気は蓄電池に蓄えることができるので、停電時、燃料電池の発電量を最大限活用できます。

●対応機種は販売窓口へお問い合わせください。機種によっては接続できないものがあります。

暮らしに合わせて選べる多様なモード

 充電優先  日中に創った余剰電力を蓄える「グリーンモード」

日中に太陽光発電システムで創った電気の余剰分を蓄電池に蓄えます。創った電気を自家消費したい方におすすめです。また電気を購入する際は、料金が割安な夜間電力を優先するため、電気料金の値上げ対策にもつながります。

●グリーンモードの一例です。●グラフは晴れた日のイメージです。「蓄えた電気を使う」「購入した電気を使う」などの切り替え時間はご家庭の消費電力やお客様の設定時刻によって異なります。●蓄電システムは定期的に満充電を行うことによって、蓄電池の状態を保つ設計となっています。性能を十分に発揮するために、1週間に1回程度の満充電が必要です。

 

 売電優先  日中に創った余剰電力を売る「売電モード」

日中に太陽光発電システムで創った電気の余剰分を電力会社に売電します。積極的に電気を売って、収益を増やしたい方におすすめです。なお、このモードでも電気を購入する際は、料金が割安な夜間電力を優先するため、節約効果が期待できます。

●売電モードの一例です。●電気代単価や電力会社契約によっては、FIT期間中であってもグリーンモードがおすすめな場合もあります。詳細は販売窓口までお問い合せください。●グラフは晴れた日のイメージです。「蓄えた電気を使う」「購入した電気を使う」などの切り替え時間はご家庭の消費電力やお客様の設定時刻によって異なります。●蓄電システムは定期的に満充電を行うことによって、蓄電池の状態を保つ設計となっています。性能を十分に発揮するために、1週間に1回程度の満充電が必要です。

モード一覧

Enerezza Plusを太陽光発電と蓄電池のハイブリッド型の構成でご利用される場合の運転モードをご紹介します。
「連系時」に加えて「停電時」に使えるモードがございます。家計や状況に合わせてお選びいただけます。

連系時
グリーンモード 日の出ている時間帯は太陽光発電の電力を使用し、余った電力は蓄電池に充電します。
それ以外の時間帯は蓄電池の電力を使用し、充電時間帯設定に従い蓄電池に充電します。
フルグリーンモード 日の出ている時間帯は太陽光発電の電力を使用し、余った電力は蓄電池に充電します。
それ以外の時間帯は蓄電池の電力を使用します。太陽光発電の余った電力以外では、蓄電池への充電は行いません。
売電モード 日の出ている時間帯は太陽光発電の電力を使用し、余った電力は売電して、蓄電池への充電は行いません。
それ以外の時間帯は蓄電池の電力を使用します。充電時間帯設定に従い電力会社から電力を購入し蓄電池に充電します。
強制充電モード 充電時間帯、放電時間帯の設定によらず、充電を行います。
充電完了後は待機状態になり、放電を行いません。災害の備え等で充電のみを行いたい場合に設定します。
待機モード 充電時間帯、放電時間帯の設定によらず、充放電を行わないモードです。
一定期間、充放電を止めたい場合に設定します。通常は使用しません。
停電時
電池放電優先モード 太陽光発電と蓄電池の電力を優先して使用し、電力が不足したときは外部電源からの放電を行います。
外部電源優先モード 太陽光発電と外部電源の電力を優先して使用し、電力が不足したときは蓄電池からの放電を行います。
電池放電禁止モード 太陽光発電の電力と外部電源の電力を使用します。電力が余った場合は蓄電池を充電します。
  • Enerezza Plusを蓄電池のみの単機能型の構成でご利用される場合、フルグリーンモード・売電モードの運転モードはご利用いただけません。また、蓄電池なしの太陽光発電のみの構成でご利用される場合、運転モードの設定はできません。運転動作など、詳しくは取扱説明書をご覧ください。

高い安全性と長寿命で暮らしにやさしい半固体クレイ型蓄電池ユニット

京セラの半固体クレイ型蓄電池は衝突試験や燃焼試験など、社内外のさまざまな安全性試験をクリアし、高い安全性を実現しました。普段の生活ではもちろん、非常時でも発熱や発火の危険性が低いため安心してお使いいただけます。

高安全性の理由
外部からの衝撃や熱に耐える「安全強化設計」

「ユニットセル構造」と「リン酸鉄リチウム」で高い安全性を実現しています。ユニットセル構造では、正極と負極を完全に分離し、強い衝撃を受けても正極と負極が接触しにくく、ショートが起こりにくい設計となっています。また、電極には高温環境下でも高い安全性が確認されているリン酸鉄リチウムを用いることで、発熱や発火のリスクを抑えました。

 
京セラ独自の厳しい安全性試験を実施

  • ※2セルの上に丸棒を置き、丸棒の上におもりを落下させる試験です。
  • ※3蓄電池ユニットを薪を燃やした炎の中に投入する試験です。
  • ※4蓄電池ユニット内部の電池モジュールを水没させる、一部を水に浸ける試験です。

すべての蓄電池には寿命があり、充電のサイクル数がその目安となります。1サイクルの定義は「蓄電残量0%から100%まで充電し、再び0%まで使いきること」です。Enerezza Plusの蓄電池は20,000サイクル※6後でも約60%の電池容量を維持するため、従来当社製品よりも長く使い続けることができます。

  • ※5当社製の蓄電池ユニット(型式:LBS-0500)
  • ※6当社所定の条件で充放電を繰り返し、定格容量の60%に劣化するまでの回数となります。あくまで目安の数値であり、実際はお客様の設置状況や使用状況により異なります。またサイクル数を保証するものではありません。
長寿命の理由
製品寿命を延ばす「バインダーフリー」と「独自開発の電解液」

Enerezza Plusの半固体クレイ型リチウムイオン蓄電池は、電極に電解液を練り込んで粘土状にする技術によって生まれました。電解液が液状から粘土状に変わったことで液漏れがなくなり、従来型蓄電池の劣化要因の一つとして挙げられていた「バインダー」と呼ばれる接着材が不要になりました。また、練り込まれている電解液は京セラが独自開発したものです。電気分解が起こりにくい特性を持ち、液枯れを防ぎます。このように、あらゆる製品劣化のリスクを低減したことで、京セラはリチウムイオン蓄電池の長寿命化を実現しました。

蓄電池の劣化が起きにくい「バインダーフリーの電極」

 
電解液が分解しにくい「京セラ独自開発の電解液」

 
高安全性・長寿命を可能にしている京セラ独自技術の半固体クレイ型蓄電池


半固体クレイ型電極

半固体クレイ型蓄電池とは?

電解液をあらかじめ電極に練りこんだ粘土状の新しいタイプの蓄電池です。電極に独自開発の電解液を練り込むことで液漏れや発火のリスクを低減します。

注目のテクノロジー:クレイ型リチウムイオン蓄電池

  • ※7半固体クレイ型蓄電池として(2019年10月 当社調べ)。
 
トレーサビリティの取れた国内製造体制
 

Enerezza Plusの蓄電池ユニットはすべて、国内製造です。部材の調達から製品の組み立て、出荷まで、製造工程における全作業情報の収集・管理を徹底しています。万が一製品に不具合が起きた場合は、速やかに原因と影響範囲の特定を行い、製造現場の改善やお客様のフォローを実施。製品を安心してお使いいただける体制を整えています。

毎日の快適さも、いざというときの安心も

万が一の停電でも自宅で電気が使えれば、テレビや携帯電話で情報が確認できたり、冷蔵庫も使えたりと安心です。

 

いつでも・どこにでも潜む停電のリスクに「備え」としての創電・蓄電を

 

地震、台風、ゲリラ豪雨など、自然災害の多い日本では時間や地域を問わず停電リスクが潜んでいます。右の図は、近年発生した大規模停電の一例です。万が一停電が発生したときの「備え」が大切になってきます。

 

停電が起きると、エアコンや照明も使えなくなるなど暮らしが一変

真夏にエアコンが使えない、夜間に照明が使えず暗闇で怪我をした、スマートフォンの充電ができない、お湯が沸かせずお子さまのミルクの準備ができないなど、停電によってさまざまな問題が発生します。

 

停電時の備えは、数時間や1日分では不十分な場合も

 

停電発生時、被害状況によっては数日から10日以上電気が復旧しない場合もあります。災害時の生活の不便さを少しでも解消するためにも、「電気を創る」「電気を蓄える」はとても大切です。

 

 太陽光発電システムと蓄電システムがあれば停電時でも電気が使える上に 
 日中は電気を創ることもできます。 

 

曇りや雨でも、夜間停電が続いても、安心できる仕組みを

曇りや雨の日が続いても、夜間に停電が起きても「電気を創る」と「電気を蓄える」の機能があれば安心な「備え」になります。蓄えた電気を使い切ったとしても、翌日の日中に晴れてさえいれば太陽光発電システムが新たに電気を創ってくれるので、数日間にわたって電気が使えます。

  • ※8同時に使用した場合の合計の消費電力です。
  • ※9非常時は電気を節約する想定で、エコキュートは満タンに湧き上げず、使用時間1時間で必要最低限を湧き上げる想定です。

 

好みや状況に合わせて選択できる自由度の高いラインアップ

ライフスタイルに適した組み合わせを自由に選べる

Enerezza Plusはさまざまな組み合わせを自由にお選びいただけます。
さらに、もし家族の人数やライフスタイルに変化があれば、後から蓄電池を設置・増設することも可能です※10

  • ※10蓄電池の増設可能な期間は、初回設置後2年以内で、在庫がある場合に限ります(変更時に電力会社へ申請が必要になります。蓄電池を増設した場合もマルチ入力型パワーコンディショナは1台です)。


通信モデム 型式:CML001G

インターネット環境がなくても安心

京セラが通信費を負担する通信モデムがございます。宅内のインターネット環境を介さずに、通信モデムが自動でソフトウェアのファームアップなどを実施します。


リモコン 型式:MRC01
電気の流れ画面

インテリアに馴染むリモコンデザイン

シンプルで主張しすぎないデザインを採用しています。また、毎日の使いやすさを追求し、蓄電池の残量、太陽光発電システムの発電量など、頻繁に確認する情報が見やすくなる工夫をしています。

保証制度

もしものトラブルに備えて、京セラは「確かな安心」をお届けします。京セラが培ってきた技術により、業界最長※11クラスの機器保証・容量保証期間を実現しました。

●Enerezza Plus®(蓄電システム)

機器保証 自然災害保証 容量保証
15年※12 10年 15年
  • ※11国内住宅用、太陽光発電連係型・単機能型リチウムイオン蓄電システムにおいて(2023年12月時点 当社調べ)。
  • ※12リモコンは5年保証。

●保証については別途お申し込みが必要です。お申し込みがない場合は、1年間の機器保証となります。1年間の機器保証の場合、自然災害保証は対象外となりますのでご注意ください。●保証の内容について詳しくは、保証書(京セラ(株)発行)の規定に記載しております。

固定価格買取制度(FIT)が終わったら、自家消費がおトク

2019年11月以降、10年間の買取期間は順次満了しています。FITの終了後は、電力を売るよりも、
つくってつかう「自家消費」が断然おトクです。

電気料金は上昇傾向です。自家消費することで経済的メリットが高まります。

関連情報・資料

製品一覧

型式
EGS-MC0550
希望小売価格
3,421,000円(税込)
蓄電池容量 ※13 5.5kWh ※14
型式
EGS-MC1100
希望小売価格
5,621,000円(税込)
蓄電池容量 ※13 11.0kWh ※14
型式
EGS-MC1650
希望小売価格
7,821,000円(税込)
蓄電池容量 ※13 16.5kWh ※14
    • ※13実使用時の容量は各種損失をかけた容量となります。周辺温度やお客様宅での消費電力量により電力変換効率が下がる場合があります。
    • ※14初期実効容量は蓄電池容量5.5kWhが4.7kWh、蓄電池容量11.0kWhが9.4kWh、蓄電池容量16.5kWhが14.1kWh(JIS C4413による)

    • 蓄電池で貯めた電気を売電することはできません。
    • 太陽光発電システムの自立運転機能による充電中は放電できません。
    • 蓄電池からの電力は蓄電池の台数(定格容量)により最大出力値が変わります。 太陽光発電の発電量や蓄電池の設置容量・外部発電入力機能の使用の有無により出力値は変動します。接続する負荷(家電製品など)の特性によっては使用できないことがあります。
    • 通信モデムはリモコンから最長5m以内に設置してください。ケーブルのみ隠ぺい配線が可能です。
    • ハウスマイルネットワークをご利用いただくことで、リモコンでは表示しないグラフ表示や過去のデータの閲覧等ができます。
    • リモコンで併設の太陽光発電システムの情報を表示する場合は、リモコンと太陽光発電パワーコンディショナ間でRS-485接続、もしくは発電計測用CT・発電計測CTケーブルの設置が必要です。
    • 通信モデムはauの4G LTEサービスエリア外では、使用できません。
    • 通信モデムの設置環境によってはインターネット接続できない場合があります。通信モデムによるインターネット接続できない場合は、有線LANによりお客様のインターネット環境をご使用ください。
    • 「エネレッツァ」「Enerezza」「Enerezza(ロゴ)」は京セラ株式会社の登録商標です。
    • 日本国内仕様のため、日本国外では使用できません。また、無断で海外へ転売・転貸、その他輸出することを禁じます。