機械工具

KYOCERA SGS Precision Tools, Inc.

製品情報

Z-Carb シリーズとは

Z-Carbは、不等リードと不等分割を採用した、4枚刃エンドミルです。この設計によって、ワークへ食付きと抜ける際、一定周期で生み出される共振現象を抑制することが可能になりました。Z-Carbシリーズは このコンセプトを継承しつつ、更にそれぞれの分野に特化した特長を備える次世代エンドミルシリーズです。

ラインナップ

世界的に知られるZ-Carbから、業界を変革するZ-Carb HPR(荒加工用)、Multi-Carb(仕上げ用)エンドミルまで多岐にわたる工具を開発製造するグローバルメーカーです。私たちの製品は、研究開発に重点を置き、品質と研磨精度の向上に徹底的に取り組むことによってのみ生み出されます。難易度の高い加工を行うエンドユーザー様が必要とされるエンドミルを幅広く取りそろえております。

SGSのラインナップ

KYOCERA SGS Precision Tools

京セラSGS プレシジョンツールズ(以下京セラSGS、本社:米国 オハイオ州)は1951年の創業以来、常にソリッド工具業界の先頭を進んでまいりました。イノベーションを続ける企業としてソリッド工具およびコーティング材の厳格なテストにより世界で最も先進的な切削技術を開拓しています。

Thomas Haag
President & CEO
KYOCERA SGS Precision Tools, Inc

  • KYOCERA SGS 米国本社

  • KYOCERA SGS Tech Hub

  • KYOCERA SGS 英国工場

  • KYOCERA SGS Precision Tools について

    ※長島 千里 副本部長 インタビュー (2019年4月)

協業プロジェクト

京セラSGSでは、英国 AMRCのTier1メンバー、米国 CCAMのOEMメンバーという共にトップ階層の参加企業として、技術戦略の方向性を決め、プロジェクト全般の運営に深く関わっています。
AMRC・CCAMの研究開発施設では、ユーザー、材料メーカー、設備メーカー、機器メーカー、そして切削工具メーカーが集結し、それぞれが持つ技術・経営資源を共有しながら一つの開発テーマを進めていきます。
自社の経営資源に頼るだけであった従来からの開発手法と比べて、飛躍的な開発スピードと市場ニーズへの適合、技術革新の可能性を生み出します。

  • 研究機関との協業

    ※トーマス ハーグ 社長 インタビュー (2019年4月)

  • CCAM-先端製造技術開発センター

    CCAMは2011年にロールスロイス社と複数の学術機関が中心となり設立された共同研究機関です。高度自動化システム開発や表面技術、付加価値創出を目的とした基礎研究と特定分野の専門研究によって構成されています。Airbus社、SIEMENS社やNASAなどが参加し、30を超える企業と学術機関が参加しています。

  • AMRC-先端製造技術開発センター

    AMRCは2001年にシェフィールド大学・ボーイング社を中心とし、公的機関の支援を受けて設立された製造技術開発機関です。研究分野は、機械加工技術、複合材料技術、鍛造技術、測定技術などの専門分野に細分化されています。会員企業は幅広いテスト領域・可能性にアクセスすることができます。ボーイング社、ロールスロイス社、BAE System社やAirbus社など100社を超える企業が参加しています。

世界最先端の航空機産業研究機関との協業
CCAMの会員において京セラSGSは
最も高い階層のOEM会員です。
AMRCのTier1会員は工具メーカーにおいて全世界
で5社あります。京セラSGSはその一つです。

アジア・北米工具メーカーで2つのプロジェクトにトップ階層で参加できているのは京セラだけです。

京セラSGSではこれらのプロジェクトとの緊密な連携をとるため、2012年に英国 ロンドン郊外のウォーキンガムに現地子会社KYOCERA SGS Precision Tools Europe Ltd.を設立。AMRCプロジェクト開発の専属チームを配置し、パートナー企業と連携しています。独立した製造部門も設置し、スピーディでダイナミックな研究開発を行っています。
また、2016年9月に米国 バージニア州ダンビルに子会社KYOCERA SGS TECH HUB(通称:Tech Hub)を設立し、Tech Hubコンセプトと言われる従来の製造業の垣根を超えた試みを行っています。CCAMプロジェクトとパートナー企業との研究開発を専属で行い、独立した製造部門を持ちます。AMRCと同様に強い機密性を確保しつつ、研究開発を行っています。

TECH HUB

Tech Hubコンセプト

Tech Hub はロールスロイス社主導の先端製造共同研究機関CCAM向け技術開発施設として2018年9月に完成しました。プロジェクトに参加するパートナー企業が自由にお互いの企業・組織の枠にとらわれず、プロジェクトごとにチームとして活動することをコンセプトとしています。開発へ取り組むためのリソースを提供し、多彩な技術・知識(Tech)がハブ(Hub)を介して繋がり合うという理念のもとに構成されます。

  • TECH HUB コンセプト

    ※トーマス ハーグ 社長 インタビュー (2019年4月)

  • TECH HUB の活用

    ※長島 千里 副本部長 インタビュー (2019年4月)

京セラのアドバンテージ

京セラの開発力・技術力を活用したサービスを行っています

  • 研究室にて材質の性能保証を実施
  • ISO認証
  • グローバル研究開発
  • 特許取得済工具技術の保有
  • 業界をリードする製造/検査技術
  • 高度なエンジニアリングサポート
  • Tech Hubでのテストカット
  • ツールパスの仮想デモンストレーション
  • 研究機関とのパートナーシップによるトータルソリューション
1つ1つの対応を丁寧に

グローバルで大規模に活躍することは確かにメリットがあります
しかし私たちは、それ以前に、地域やそれぞれのエリアにおいて競争力のある魅力的なメーカであるべきだと考えています

  • スピーディな見積り回答
  • 競争力のある価格・納期設定
  • 詳細図面の提供
  • CADモデルの提供
  • 製造力の向上
  • きめ細やかなサービス
  • さいごに

    ※トーマス ハーグ 社長 インタビュー (2019年4月)