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ファインセラミックスは、最先端技術の進歩発展を支える高機能材料です。

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ファインセラミックス用語 150

ファインセラミックス

目的の機能を十分に発現させるため、化学組成、微細組織、形状及び製造工程を精密に制御して製造したもので、主として非金属の無機物質から成るセラミックス。

パッキング法

雰囲気ガスによる被処理物の変質や欠陥発生を防止するため、被処理物をそれとほぼ同材質の粉末中に埋没して焼結や熱処理する方法。

バレル加工

被加工物と、と(砥)粒又は研磨作業を助ける固形物を円筒状の容器に入れ、それを回転することによって、被加工物と固形物を衝突させて表面を仕上げる方法。

はんだガラス付け法

はんだガラスを接着材として用いる接合、又は、封着技術。はんだガラスにはPbO-B2O3-SiO2、PbO-B2O3、PbO-ZnO-B2O3系ガラスが使われる。通常粉末ガラスを有機材料で練って必要箇所に塗布して加熱接合する。

反応焼結

特定の原料を組み合わせることによって、加熱中に化学反応と焼結とを同時に行わせる焼結法。例えば窒化けい素(Si3N4)ではSi粉末の加圧成形体を窒素を含む非酸化性雰囲気下において加熱し、窒化させながら焼結させる方法が行われている。

引上げ法

原料をるつぼ中で溶融し、この中に種子結晶を浸して、回転させながら、徐々に引き上げて単結晶を成長させる方法。チョクラルスキ法、CZ(シーゼット)法ともいう。

プラズマ焼結

直接又は高周波によるアーク放電によって被熱物を包む気体を電離して高温のプラズマを作り(プラズマトーチという。)、この中で圧粉体を焼結すること。比較的雰囲気が自由に得られること、加熱時間が短く粒成長の少ない焼結体が得られる。

フリッジマン法

原料をるつぼ中において高温で溶融し、端から徐々に固化させる単結晶作製法。又は電気炉に緩やかな温度こう配をつけ、炉温を固定して、るつぼを下降させて固化させる方法。

粉砕

固体を細かく砕く操作。粉砕生成物の大きさによって粗砕(grinding)、中間粉砕、微粉砕(milling)及び超微粉砕に分ける。

ベルヌーイ法

原料粉末を一定量ずつ酸水素炎の倒立バーナー中に落下させて加熱し、半溶融状態にして種子結晶又は耐火支持棒上に生成した核の上に積らせて結晶を成長させる方法。

放電焼結

型枠とその中に充てん(填)された粉体との間で放電を起こさせ、そのとき発生する熱で焼結する手法。ホットプレス、HIPとともにち密焼結の手法として注目されている。

ボイド

素地や焼結体の内部に生じる大きな空げき(隙)。加圧時の圧力伝ぱ(播)のむら、鋳込み成形時の気泡の巻込みなどの原因で生じる。個々の構成粒子間の非接触部による気孔(pore)と区別される。

ホットプレス

カーボン、アルミナなどの耐熱型内に粉末又は成形体を充てん(填)し、一軸加圧下で加熱し、形状付与と焼結を同時に行う焼結法。通常、ち密化が困難な組成物又は急速にち密化したい場合に用いる。

ファインセラミックス用語辞典は、日本規格協会発行のJIS R 1600:1998ファインセラミックス関連用語より抜粋し掲載しています。JISに関しては、書店または一般財団法人 日本規格協会へお問合せください。

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