マイクロ波加熱
波長が1mm~1mの領域の電波をマイクロ波といい、この電界の中に絶縁物(誘電体)を置くと誘電体構成分子は分極を起こし、交番電界であるので分子は回転又は振動し、摩擦熱によって発熱する。物質自体が発熱体となり内部も外部も一様に加熱でき、加熱が速く効率もよいので素地の乾燥や焼結に用いられている。
メカノケミカル加工
機械的作用に基づくエネルギーによって、と(砥)粒又は加工液による化学反応を誘起させ、メカノケミカル現象を被加工物の材料除去に応用した加工法。高い精度で損傷の少ない表面を得ることが出来る。
メタライズ法
金属を主成分とする薄い層をセラミックスの表面に形成し、これを加熱して相互に接着する方法。気密封着、電極、配線形成に応用され、高融点金属法、金属酸化物法、活性金属などがある。メタライジングともいう。
面取り
一般に研削加工したガラスやセラミックスなどの縁は細かな凹凸があり危険であり、欠けやすいので切り口のりょう(稜)を45~60°程度に削り取る操作。強さ試験用の試験片では、縁に欠けがあると強度が低下するので、面取りを行うことが多い。