変形しにくいこと、つまり剛性が高いこともファインセラミックスの特長です。剛性は、素材に荷重をかけ、その荷重で素材が曲がった変形量で示されます。素材が曲がらないほど剛性が高くて変形しにくいといえます。荷重に対する伸び率のことをヤング率といいます。この方法で測った剛性(ヤング率)は、アルミナと炭化ケイ素ではステンレス鋼の約2倍です。剛性が高いとなぜよいのでしょうか。例えば、精密な部品が作りやすくなります。目的の形に削るときに大きな力がかかることがあれば、変形しにくいほうが、部品を精密に加工できるのです。
用途 : 構造部品
剛性は、一般的にヤング率で比較されます。また、ヤング率を平たく言うと「たわみにくさ」といえます。または、「ある一定量たわませるのに必要な力」と表現できます。
ファインセラミックスはヤング率が高く、高剛性材料であるといえます。このため、加工精度が高く、精密加工部品に採用されています。
※グラフ値の引用については「グラフ値の引用について」よりご確認ください。
金属より硬い「硬度」
ファインセラミックスの
特性
破壊に対する抵抗力やねばり強さ「靭(じん)性」
ファインセラミックスの
特性
軽くて扱いやすい「密度」
ファインセラミックスの
特性
多種多様の製品が産業・社会を支える
代表的な材料をご紹介します。
はじめての
ファインセラミックス
海底地震観測にも役立っています
海底地震観測にも役立っています
知って納得!!
ファインセラミックス
ファインセラミックスとその派生技術で宇宙開発に貢献
ファインセラミックスとその派生技術で宇宙開発に貢献
知って納得!!
ファインセラミックス