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生物多様性保全

私たち人類の暮らしは、さまざまな自然の恵みによって成り立っています。一方で、近年、日本の国土面積の1/5にも相当する森林が、毎年世界から失われており、また、ここ数百年の人間活動の影響で、生物種の絶滅速度は1,000倍に加速したといわれるなど、生物多様性を取り巻く状況は、極めて深刻となっています。
京セラグループでは、自然環境破壊や生態系への影響を低減すること、事業所の緑化を積極的に推進すること、また、社会貢献活動へ参画、支援することなど、生物多様性の保全にかかわる取り組み方針を掲げ、積極的な活動を進めています。

生物多様性保全への取り組み

「京セラの森づくり」活動を推進

京セラグループは、地球温暖化防止や生物多様性保全などの環境問題への対応、地域社会への貢献、従業員の環境意識向上を目的に、工場敷地や地域の森林を緑豊かに再生させる活動を展開しています。活動では主に、地元の皆様と協働で、間伐や下草刈りなどを実施しています。

画像:間伐作業の様子
間伐作業の様子

京都綾部工場では、工場緑地の整備、適正管理を5ヵ年計画で行っています。初年度となる2020年度は、除草作業や植生調査、遊歩道新設に向けた除伐を実施しています。また、地域ブランド「丹波栗」の生産を支える場としても活用できるよう、綾部市監修のもと、栗林に苗木を植栽する計画です。

画像:活動の様子
活動の様子

活動実績

活動場所 活動開始
長野県岡谷市 湊財産区(約80,000m2 2011年10月
滋賀県東近江市 滋賀蒲生工場社有林(約20,000m2 2008年6月
京都府綾部市 京都綾部工場社有林(約1,000m2 2020年4月
京都府京田辺市 甘南備山(約880,000m2 2012年11月
鹿児島県薩摩川内市 鹿児島川内工場社有林(約3,000m2) 2011年4月

ビオトープの整備(蛍の育成)

鹿児島国分工場では、2009年11月より地域固有の生態系を工場内に存続させることを目的にビオトープを整備し、蛍の育成をしています。地元の蛍研究家の皆様にも協力いただきながら蛍が生息しやすい環境となるよう、工場内にある池の周辺を従業員の手で整備を行っています。その結果、毎年成虫になった蛍が、工場内を飛び交っています。この活動を通して、工場従業員の環境意識の高揚にも努めています。

画像:工場内の蛍
工場内の蛍

ビオトープの整備(琵琶湖淡水魚の育成)

滋賀野洲工場では、琵琶湖の約5,000分の1の池をつくり、琵琶湖の生体環境を再現し、モロコ、イワナ、タナゴなどの琵琶湖の希少淡水魚の育成を行っています。また、常緑高木からなる樹林を主とした工場緑地の現状を活かし、「水辺を楽しむ多様空間スペース」「周辺住民の方々に自然を感じていただけるエリア」「工場内のエコロジカルネットワークの主要経路」「花壇や在来植物を増やして親しみやすさを感じられるスペース」という4種類にゾーニングすることで、従業員の環境意識の向上につなげています。

画像:モロコ、イワナ、タナゴなどの育成水槽
モロコ、イワナ、タナゴなどの育成水槽
画像:琵琶湖の約1/5000の池
琵琶湖の約1/5000の池