社是・経営理念・経営思想
社是

京セラの思い
1959年、京セラは創業者の稲盛和夫が開発したファインセラミック技術をベースに、資金も信用も実績もない小さな町工場から出発しました。世界トップクラスのセラミックメーカーに育て上げ、多角化した事業を展開するに至った経営の基軸は、「人間として正しいことを正しいままに貫く」「世のため、人のために尽くす」こと。京セラグループは、創業者がその生涯をかけて貫いたチャレンジ精神と利他の姿勢を受け継ぎ、常に新たな挑戦を続け、事業を通じて誰もが豊かで幸福に生きられる、よりよい社会の実現に貢献していきます。一方で、人類が今後も発展を続けながら生きていくためには、「共生」という思想が必要です。それは、地球上に存在する生きとし生けるすべてのものが「共に生きていく」という考え方です。地球上のあらゆる生物は相互に依存し合って生きています。それは人間の社会でも同じことです。互いに心を合わせ、助け合い、分かち合う関係を築き、共に発展を遂げていく。そのような考え方で経営を進めていくことが、これからの社会では求められています。京セラグループは、今後もこの「共生の思想」にもとづき、人類の豊かな調和をめざした企業活動に努めてまいります。

稲盛 和夫