THE NEW VALUE FRONTIER

水リスクへの対応

水は地球を循環する貴重な資源です。昨今の気候変動の影響により、一部の地域で水の重要性や水リスクが高くなってきています。
京セラグループでは、貴重な資源である水の取水、排水を管理するとともに、生産拠点に対し、Aqueduct Water Risk Atlasの水ストレスレベル、水使用量、水単価およびローカルレベルでの水ストレス評価結果を用い、各拠点の水リスク度合いを定量的に評価しています。
京セラグループでは、水使用量に対する削減目標を設定し、水資源の有効活用と水資源保護対策を継続しています。

「Aqueduct Water Risk Atlas」、世界資源研究所(WRI)が公表する水リスク情報

目標

2019年度に水使用量原単位を2018年度比1%以上削減する。
なお、この目標は、水リスク評価を行った結果、水リスクの高い生産拠点に適用しています。

2019年度総括

水リスク評価の結果、水リスクの高い拠点は4拠点あり、その水使用量の合計は6,025千m3と2019年度の取水量の38%となりました。
2019年度は、水リサイクルの取り組みなどにより、グローバル全生産拠点の水使用量を2018年度比で1.6%削減できました。2020年度も引き続き水資源の有効活用と水資源保護対策に取り組んでまいります。

水使用量

グラフ:水使用量

水使用量削減の取り組み

空調用冷水の再利用による水使用量の削減

富山入善工場では、地下水を空調用冷水として使用しています。この冷水は、従来からコンプレッサーの冷却水、冷却塔の補給水などに利用していましたが、生産工程での洗浄水や冷却水へ用途を拡大し再利用することで、水使用量を削減しました。

水使用削減量

180千m3/年

図:水再利用システム
水再利用システム

工程排水の再利用による水使用量の削減

京セラドキュメントテクノロジー(東莞)有限公司では、2018年8月に導入した中水処理装置により、工程排水を中和し、中水タンクに貯め、空調機の冷却水として再利用することで、約1,800m³/月の水使用量を削減しました。さらに2019年5月よりB棟・C棟・D棟・A2棟にも中水再利用箇所を拡張し、全体で月平均約4,600m³/月の排水の排出量の削減ができるようになりました。

水使用削減量

55,200m3/年

画像:中水処理装置
中水処理装置