京セラグループのサステナブルな工場の取り組み

災害に備える一歩 ―非常用階段避難車「キャリダン」を導入

滋賀東近江工場では、災害時に負傷者や体の不自由な方を安全に避難させるため、工場の建屋に非常用階段避難車「キャリダン」を導入しました。
停電時でも使用可能なこの設備により、緊急時の安全性を高める取り組みを進めています。

取り組みの概要

今回導入した「キャリダン」は、地震や火災などでエレベーターが停止した場合に、階段を使って負傷者や体の不自由な方を安全に階下へ避難させるための専用設備です。最大の特長は、電源を一切必要としない構造であるため、停電時でも確実に使用できる点です。
設置に合わせて、建屋在籍者を中心に約15名の社員が参加する体験会を実施しました。参加者は、実際に避難車を操作しながら、災害時の対応を体験。操作には多少のコツが必要ですが、数回の練習でスムーズに扱えるようになり、非常時に備える意識を高める機会となりました。

滋賀東近江工場
滋賀東近江工場

反響と成果

体験会に参加した社員からは、「想像以上に安定していて安心感がある」「非常時に備えて練習を重ねておきたい」といった声が寄せられました。
今回の取り組みは、DEI推進事務局の調査結果をもとに、環境安全部が主導し事業部と連携して進められました。その結果、災害時の安全確保だけでなく、社員一人ひとりの防災意識向上にもつながっています。こうした声からも、設備導入が単なる防災対策にとどまらず、職場全体の安全文化を醸成するきっかけとなっていることがわかります。

キャリダンを使った避難体験をする社員たち

「キャリダン」の設置は、 "誰もが安心して働ける職場づくり"をさらに前進させる取り組みです。今後も、障がいの有無や体力の差に関係なく、すべての社員が安全に働ける環境を目指し、設備面・意識面の両方から防災対策を強化していきます。