THE NEW VALUE FRONTIER

INTERVIEW #03

写真 : 社員紹介ビジュアル
写真 : 社員紹介ビジュアル

ヘッドとインクの関係性解明に注力
新たなインクジェット基盤技術の創出へ

開発

2021年入社
化学生物環境学専攻 修了

大学院では有機結晶に関する研究に打ち込む。思うような結果が出ない中、教授と意見を出し合いながらやり遂げた。学生生活の大半は中学から続けていたバレーボール部での活動に専念。時には仲間とぶつかり合いながら充実した日々を過ごす。京セラのインターンシップへ参加したことをきっかけに、独自技術の多さと事業展開の幅広さに魅力を感じる。説明会や面談を重ねるうちに、自身が専攻していた有機化学を活かせることを知り、自分の力や知識を活かしたいと考え、入社を決めた。

#基盤技術 #挙動解析 #仮説検証

私の仕事紹介

私が所属する基盤技術開発部では、インクジェットヘッドとインクとの関係性を解明するための基礎開発を行っています。京セラでは産業用途のインクジェットプリントヘッド(以下インクジェットヘッド)を開発・製造・販売しており、インクジェットの画質はヘッドから吐出されるインクに大きく依拠します。「高速印字化」「高画質化」といった市場ニーズに応えるため、粘度や表面張力といったインク物性がインクジェットヘッドからのインクの吐出挙動にどんな影響を与えるのかの評価解析を行います。これまで知られてなかったインクジェットヘッドとインクとの関係性を明らかにすることで低消費電力のインクジェットの普及促進を図り、SDGsに貢献することを目指しています。

写真 : 社員紹介写真01

仕事のやりがい

自分が立てた仮説、例えば異なるインク物性と実際にインクジェットヘッドで吐出したインクの挙動が一致しているなど、その正しさを実験で確認できたときにやりがいを感じます。若手の自分がやりたいと思ったことを上司がしっかり支援してくれるので、やりがいはさらにアップします。取り組んだ仕事の結果が今後の商品になり、自分の評価や社会貢献につながっていくことも大きなモチベーション。忙しい時ほど同期との旅行やおいしい食事、自分の趣味で私生活も充実することを想像しながら頑張っています。

京セラ社員に3つの質問!

Q.

あなたの「できるわけない。は超えられる」エピソードは?

京セラではまだ誰も試したことがない開発・評価を担当したことがあります。その時は参考となる過去データもなく手探りの状態から始まったため、試作評価を何度繰り返しても目標をとらえることができずにあきらめかけました。しかし気持ちを奮い立たせ、先輩社員や上司に相談したり自分で文献を調べたりすることで何とか目標を達成できました。

Q.

あなたの部署はどんな雰囲気ですか?

私の所属する課は、話好きな方が多いです。仕事中は皆さん集中していますが、時には雑談で積極的にコミュニケーションを取り合っています。そのおかげか職場の風通しがよく、周りにはいろいろな視点で物事を捉えられる方ばかり。私も早くそうできるようになりたいと頑張っています。

Q.

京セラに入社する前と入社後のギャップを教えてください。

技術・開発職の女性は少ないだろうと思って入社しましたが、思っていた以上にたくさんの女性社員が働いていることに驚きました。私と同世代の方もいて、仕事の話からプライべートの話まで気軽にできるのがよかったと思っています。

写真 : 社員紹介写真02

MESSAGE

京セラは若いうちからプロジェクトの中心を担うことができる会社です。知識も経験も未熟な自分が今の仕事をできているのは、上司や先輩社員の厚いサポートのおかげと言えます。社内の風通しもよく、自分が「やりたい!」と思った実験や評価に対しては、「やってみなさい!」と皆が後押ししてくれます。就職活動は大変だと思いますが、皆さんには可能な限り多くの業界や会社を見て、その上で京セラを志望してもらえることを願っています。