THE NEW VALUE FRONTIER

INTERVIEW #10

写真 : 社員紹介ビジュアル
写真 : 社員紹介ビジュアル

あらゆる検証を繰り返し
ケミカル材料の新たな
用途開拓に挑戦

材料開発

2012年入社
機能高分子工学科 卒

大学時代は高分子材料の構造解析研究に注力。研究を通して高分子化学の性質やさまざまな分析手法に関する奥深さを知り、学んだ知識を活かせる分野で働きたいと考えるように。そんな中、就職活動において興味を持ったのが京セラ。チームスポーツを行っていた自分にとって“大家族主義”を掲げる京セラの企業風土は、困難なことがあっても仲間と切磋琢磨し、自身も成長が望める環境であると確信し、入社を決めた。

#注形レジン #世界トップシェア #新規用途開拓

私の仕事紹介

ケミカル事業部は、主に有機化学材料を扱っている部門で、私の業務内容は、電子部品の保護や変圧器の電気的ショートを防ぐために使用される注形レジン製品の設計・改良を担当しています。注形レジンは、エポキシ樹脂や充填剤、硬化剤などさまざまな原料から構成されている液体材料であり、化学分析、配合、特性評価に取り組んでいます。化学分析や物性評価の際に装置に触れる機会も多く、幅広い知識が求められます。また、私たちが使用する原材料は工業製品のため、特性に僅かなバラツキが必ずあります。このバラツキは最終製品の特性バラツキに大きく影響します。そのため、製品設計の際には、十分な検証を行い、お客様の生産ラインで起こりうる事象を把握・考慮した上で評価を行うように心がけています。現在は、これまで培った技術ノウハウを生かして新しい分野への新規参入を目指すべく懸命に取り組んでいます。

写真 : 社員紹介写真01

仕事のやりがい

技術開発は非常に難しく、一日や二日で解決できることはほとんどありません。毎日少しずつ歩を進めてようやく達成できるものです。技術的な課題にぶつかったときや、新しい方針で開発を進めようとするときはつい憶病になってしまいがちです。しかし技術者として、そのようなときほど、真正面から課題や開発にぶつかっていくことが何より大切。目の前の壁を乗り越えるために、私は積極的に展示会や講習会に参加するなどして新しい技術を取り入れることを常に心がけています。また、謙虚な姿勢で仕事に取り組んでいくと、自然に周囲から協力が得られます。自分一人では解決できない課題や開発をチームプレイで解決できたときの達成感は格別です。

京セラ社員に3つの質問!

Q.

あなたの「できるわけない。は超えられる」エピソードは?

ある製品の検査で規格の下限値を外れる問題が発生。当初は原因がわからず、お客様の製造ラインが止まるかもしれないという危機に直面しました。しかし一緒に取り組んでいたメンバーと協力して、検査方法にいくつかの課題があることを発見。それらを見直すことで問題が解決し、無事にお客様に使用を認めていただくことができました。

Q.

あなたの部署はどんな雰囲気ですか?

部署では、実験結果について上司やメンバーと頻繁にディスカッションしています。会議のような堅苦しさはなく、実験を進める上で困っている点もフランクに相談できる雰囲気です。皆がとても優秀な方々なので、私もよく相談に乗ってもらっています。

Q.

京セラに入社する前と入社後のギャップを教えてください。

大学生活は時間的に自由で、自分のペースで研究やサークル活動ができます。それに対して、企業生活では何よりお客様が優先。どの会社にも共通すると思いますが、限られた時間の中で成果を出さねばならないことが入社後のギャップでした。

写真 : 社員紹介写真02

MESSAGE

ケミカル事業部が開発する製品は誰もが目にする製品ではありませんが、自動車や電子機器などの製品に使用される重要部品として社会に役立っている実感があります。そのように幅広い分野に携われることが材料メーカーのおもしろさだと思います。また、様々なお客様の情報をキャッチしやすく、必要なニーズを吸い上げた開発ができるのも特徴。皆さんがそうした魅力を持つ京セラを選んだ際には、ぜひ一緒に働けたらと思っています。