INTERVIEW #14


極小コンデンサの可能性を広げるため
知恵と努力の結晶を詰め込む
材料技術
2009年入社
物質化学専攻 修了
学生時代に力を入れた研究とバスケットボールで、ものを作ることとさまざまな人と関わることに楽しさを感じ、メーカーを志望。京セラには親類の仕事を通じて親しみがあり、幼い頃から工場周辺を通りかかる時には内部で行われていることに興味津々だった。就職活動で会社の歴史や先輩社員の話を聞くうちに、やがて京セラで働く自分の姿が思い浮かぶように。入社後からずっと、あの頃のワクワク感を感じながら仕事に臨んでいる。
私の仕事紹介
入社以来、積層セラミックコンデンサを構成する材料の品質やコスト改善、加工工程の生産性改善などに取り組んでいます。積層セラミックコンデンサを搭載するスマートフォンなどの通信機器は市場のトレンドが変わりやすく、京セラのような部品メーカーはその都度柔軟な対応が求められます。お客様が望む新製品をタイムリーにリリースすること、その製品の品質・納期・価格要求を満たすことが私たちの使命。材料から生産設備まで一貫して関わりながら、お客様ニーズにスピーディーに応えられる技術者を目指して日々努力しています。
仕事のやりがい
工場には毎日多くの材料・部材が搬入されてきます。その光景を見ているとコンデンサという極小の部品1個を作るために、いったいどれだけの人が関わっているのだろうか?と思うことがあります。工程内のオペレーターはもちろん、間接部門や供給メーカー、物流など。そうした巨大な枠組みの中で、実際にものを作る仕事に携わっていることを本当に幸運だと思っています。多くの人の知恵と努力の結晶である小さなコンデンサをつくり、営業担当者の拡販を通じて多くのユーザーに使っていただく。物質的な豊かさを求める時代から情報・交流にシフトしている今の世の中で、より多くの人に喜ばれるよう、これからも全員で人類社会の進歩・発展のために尽くしていきたいと思っています。
京セラ社員に3つの質問!
Q.
あなたの「できるわけない。は超えられる」エピソードは?
開発品の量産化に携わっていた5年目の時のこと。「お客様に直接売り込みをかけてはどうか?」と言われたものの、自信が持てずに断ってしまったことがあります。後悔しきりで、もし今、当時の自分に伝えられるとすれば「自信はなくても結局はやるかやらないかだ!」と言いたいですね。本人が「やる!」と言う限り、うまくいくまで周囲の人たちがフォローしてくれるのが京セラですから。
Q.
仕事で、他の部署の人との交流はありますか?
製造工程・生産性改善の進捗確認のため、日常的に製造や生産技術部門と対面でコミュニケーションをとっています。場合によっては資材部門の担当者と会話することもあります。最近では海外のグループ企業の方と食事を楽しむなど、何かとNew Styleな日々を過ごしています。
Q.
京セラに入社する前と入社後のギャップを教えてください。

MESSAGE
就職活動で自己PRをするために、自分の強みって何だろう?と不安になることがあると思います。実際、私もそうでした。ですが、皆さんのこれまでの経験や学生時代の研究内容がきっと大きな武器になるはずです。自己PRだけでなく、何故かその会社に惹かれる、自分の中の何かが会社の考え方と共鳴するという点にも注目してみてください。自分の良さや気づかなかった一面は、仕事に携わりいろいろな人と関わる中で発見できることもあるので、今は心ゆくまで学生生活を楽しんで下さい!