INTERVIEW #35


世界を相手に契約交渉
誰からも頼られる法務部員に
法務
2017年入社
私法学専攻 修了
学部時代はゼミでディベートを行い、法律の基礎知識を身に着ける。大学院では判例研究や契約交渉など、ハイレベルな授業を受け、専門性に磨きをかけるとともに、法律の勉強の難しさの中に更なる面白さを見出す。就職活動では、そんな経験を活かすべく法務の仕事を志望。京セラの多角的な事業展開を知り「ビジネス形態によって異なる契約が検討できそう」な点や「自身の知識や経験を広げられそう」な点に魅力を感じる。京セラの法務部が掲げていた「事業を守り、事業を強くする」というスローガンが自分の目指す姿とマッチしたことが決め手となり、入社を決めた。
私の仕事紹介
法務部において、入社当初は顧客との秘密保持契約や取引基本契約などの契約検討を担当しました。その後、経験を重ねるに連れて難易度の高い契約や新規ビジネスに関わる契約も担当するようになり、現在は海外顧客との契約交渉にも携わっています。契約交渉では、自社の懸念点をいかに相手方に理解してもらうかで苦戦する場面もありますが、試行錯誤しながら相手方を説得できるような代替案を検討することにおもしろさを感じています。また、法務部内で進めているリーガルアライアンスプロジェクトや若手育成プロジェクトにも参加しており、海外関連会社の法務部社員や国内の若手法務部社員を相手に奮闘しています。同じ法務関連でも日々変化に富んだ業務を行っています。

仕事のやりがい
担当案件で事業部の要望に沿った契約が締結できた時や、契約締結後にビジネスがうまく進んで、事業部の方々から感謝の言葉をいただく時に非常にやりがいを感じます。また、以前担当した案件の担当者から別の案件で再度相談されたときも、自分を頼ってもらえる喜びがあってやる気がアップします。年次が上がるに連れてより難易度の高い案件を担当する機会が増えましたが、その都度これまで持っていなかった視点や遭遇してこなかった論点に気付くことがあり、自分の視野を次々と広げられるのが更なるモチベーションにつながっています。
京セラ社員に3つの質問!
Q.
あなたの「できるわけない。は超えられる」エピソードは?
入社3年目に海外顧客との交渉を上司と一緒に担当したことです。英語での交渉は初めてで、議論を聞くだけで精一杯でした。このまま担当を続けられるのか不安になりましたが、上司が交渉後に議論内容を整理してくれたほか、オンライン英語研修を受け続けることで交渉内容を理解でき、自分で論点を整理・検討できるまでになりました。
Q.
あなたの部署はどんな雰囲気ですか?
私の所属している法務部はアットホームな雰囲気です。先輩や上司は皆やさしく、わからないことはいつも丁寧に教えてくれます。話好きな人が多いので、休み時間も楽しくおしゃべりしています。知識豊富な人ばかりなので、私も負けじと日々勉強に精進しています。
Q.
ワークライフバランスはとれていますか?
上司は個人のレベルや業務量を考慮して仕事を割り振ってくれていますし、終業後は習い事に時間を当てられているので、ワークライフバランスは取れていると思います。休日はクラシックバレエのレッスンに行ったり、友達とランチしたり。趣味で料理教室にも通っていて、最近はパン作りにハマっています。

MESSAGE
学生時代に熱心に学んだことは、仕事をする上で必ず活きてきます。実際、学生の頃に専攻した会社法を業務で使うことはあまりないのですが、そこで培った論理的思考力は常に役立っています。とにかく新しいことを学び続ける姿勢が大切ですので、いろいろな会社のことをよく調べて就職活動に励んでいただきたいと思います。また、私は「絶対に法務の仕事がしたい!」という強い気持ちで就職活動を行っていました。皆さんも自分が目指したい道をしっかりとイメージするとやりたい仕事にたどり着くことができると思います。ぜひ頑張ってください!